さて、ご覧になった方も多いと思いますが
「あんたの夢叶えたろかSP」
で大きな感動を呼んだ、ピアノにもクラシックにも縁がなかった漁師さんが弾くラ・カンパネラ、言葉がなかったです。
パチンコしか興味のなかった徳永義昭さんは現在59歳、楽器は未経験、勿論譜面も読めません。そんな徳永さんがピアノを弾き始めたのが52歳の時、テレビで偶然見たフジコ・ヘミングさんのラ・カンパネラを聴き
「自分もあの曲弾きたい。」
と独学で毎日7~8時間、譜面が読めないので動画を見て一音一音覚えていくという方法でなんと7年間かけてラ・カンパネラを弾けるようになったのです。
徳永さんの夢は、
「フジコ・ヘミングさんに自分の弾くラ・カンパネラを聴いてもらいたい。」
その思いを知った徳永さんの妹さんが番組に応募してきたのでした。
夢がかないフジコ・ヘミングさんと対面した時の塘永さんの感動と、その奇跡の演奏はこちらで。
スタジオの感動の涙は
で雪祈が初めて大の演奏を聴いて、その3年間の努力に感動して涙したシーンを思い起こさせるものがありました。大も最初は独学でした。15歳から毎日川原でサックスを吹き続け、その情熱と才能に惹かれる人に助けられ由井に見いだされて弟子入りします。大は最初から世界一のサックスプレイヤーになるという高い目標を持っています。
一方徳永さんは52歳、ただひたすら「ラ・カンパネラ」を弾きたい
その気持ちだけで毎日練習を続けていたのです。端からみたら本当に大変なことなのですが、徳永さんは非常に楽しんで練習しているように思います。本当に純粋な気持ちからの7年間だったのですね。
そして徳永さん自身がピュアで魅力的な方なのです。その人柄が演奏に出ています。
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